ワイングラスで味が変わる?初心者が最初に選ぶべき1脚とは

ワイングラスは形によって香りや味わいの感じ方が変わります。種類ごとの違いと、初心者が最初に揃えるべき万能な1脚、扱い方のコツまで、わかりやすく解説します。

以前のワイン記事では、ワインの選び方をお伝えしたので、今回はグラスのお話しです。

「グラスが変わるだけで、同じワインの味が変わる」——初めて聞くと大げさに感じるかもしれませんが、これは本当のこと。講座でグラスを飲み比べていただくと、皆さん一様に驚かれます。今日は、初心者がまず知っておきたいグラスの話をお届けします。

なぜグラスで味わいが変わるの?

理由は主に2つあります。

  1. 香りの広がり方:ボウル(ふくらみ)の大きさで、立ちのぼる香りの量が変わります
  2. ワインが舌に届く位置:飲み口の形で、最初に感じる味わいが変わります

ワインは香りが味わいの大部分を占めます。だから、香りをどう集めて届けるかで、印象がずいぶん違ってくるのです。

グラスの主な種類

種類 特徴 向くワイン
大ぶりのボウル 香りが大きく開く しっかりした赤
中くらいのボウル バランス型 白・軽めの赤
細長いフルート型 泡が長く続く スパークリング

赤ワイン用のグラスが大ぶりなのは、複雑な香りをたっぷり感じるため。スパークリング用が細長いのは、きれいな泡を長く楽しむためです。

最初の1脚は「万能型」を

「種類ごとに揃えるのは大変そう…」——ご安心ください。最初は中くらいのボウルの万能型グラスを1種類あれば十分です。白でも赤でも、ほどよく香りを引き出してくれます。

選ぶときのポイントは、飲み口が薄いこと。口当たりがなめらかで、ワインが液体としてすっと舌に流れ込みます。まずはここから始めて、ワインが好きになったら少しずつ増やしていくのがおすすめです。

扱い方の小さなコツ

  • 持つのは脚(ステム):ボウルを持つと手の熱でワインがぬるくなってしまいます
  • 注ぎすぎない:ボウルの一番ふくらんだ部分まで。香りが回るゆとりを残します
  • 洗剤は控えめに:香り移りを防ぐため、ぬるま湯でやさしく洗います

グラスを脚で持つと所作も美しく見えます。私は、この「脚を持つ」ひと手間こそ、ワインを丁寧に味わう気持ちのスイッチだと思っています。

おわりに

高価なグラスでなくても大丈夫。お気に入りの1脚があるだけで、家での一杯が特別になります。 次の休日、自分だけのグラスを探しに出かけてみてはいかがでしょう。

Aroma & Relax Lab. のワイン会では、グラスによる味わいの違いも実際に体験いただけるようご用意していく予定です。

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